ニュースリリース

休館中のプラネタリウムのハイエンドパソコンで
新型コロナウイルス感染症の研究をサポート
分散コンピューティングで「Rosetta@homeプロジェクト」を支援

2020年5月20日

新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く回復されますようお祈り申し上げます。また、感染拡大防止に向けて第一線で働く政府、自治体の皆様、そして日夜感染者の診断・治療に尽力されている医療現場のプロフェッショナルの皆様に心から敬意を表します。

コニカミノルタプラネタリウム株式会社(本社:東京都豊島区、社長:古瀬 弘康、以下 コニカミノルタ)は、臨時休館中の「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」(東京都千代田区、以下 プラネタリア TOKYO)が所有しているハイエンドパソコン24台を分散コンピューティングに参加させ、新型コロナウイルス感染症の研究のための「Rosetta@homeプロジェクト」を支援します。

【「Rosetta@homeプロジェクト」について】

米国ワシントン大学が主催する「Rosetta@homeプロジェクト」は、多数のコンピューターをネットワーク接続して仮想スーパーコンピューターを構築する「分散コンピューティング」を用いており、ネットワークにつながれた世界中の有志のパソコンを使い、新型コロナウイルスのタンパク質をモデル化し、それらの3次元形状を予測することを目指しています。これらのウイルス性タンパク質の研究から得られた知識は、新しいワクチンや抗ウイルス薬の設計を導くために使用されます。さらに、新型コロナウイルス感染症とともに、HIV、マラリア、癌、アルツハイマー病などの病気と戦うための新しいタンパク質を設計する取り組みにも役立ちます。

【背景】

コニカミノルタでは、国内での新型コロナウイルスの感染拡大の状況に鑑み、自社で運営するプラネタリウム直営館3館は、お客様と従業員に対する安全安心の確保と感染症拡大のリスク低減のために、2月29日(土)から臨時休館中です。その中の1館であるプラネタリア TOKYOには、体験型VRアトラクション「VirtuaLink(バーチャリンク)」があり、VRでの映像表現に対応した高い処理能力をもつパソコン24台が導入されていますが、休館中の現在は、全てが稼働を停止しています。

コニカミノルタは、この休眠中のパソコンを外部ネットワークにつなぎ、研究機関による分散コンピューティングでの計算に使用できるようにするという方法で、新型コロナウイルス感染症研究のための「Rosetta@homeプロジェクト」を支援することにいたしました。

【プラネタリア TOKYOについて】

2つのドームやVRアトラクション、カフェ&ショップを備えた複合型プラネタリウム施設です。

名称コニカミノルタプラネタリア TOKYO
所在地東京都千代田区有楽町
2-5-1有楽町マリオン 9階
営業日定休日なし (作品入替期間は休館 )
※現在臨時休館中
営業時間10:30~22:00(最終受付は 21:00)
※土日祝のみ 22:30まで営業(最終受付は 21:30)
ご案内Tel 03-6269-9952(10:00~19:00)
※現在臨時休館中につき不通です
URLhttps://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/New Window


これからもコニカミノルタグループは、新型コロナウイルス感染症に立ち向かう様々な現場への支援を模索し、実行し続けてまいります。

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