ニュースリリース

コニカミノルタ 「攻めのIT経営銘柄2016」に選定
~デジタルトランスフォームへの積極的な取り組み~

2016年6月10日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下コニカミノルタ)は、この度、戦略的なIT活用に取り組む企業を選定する「攻めのIT経営銘柄2016」に選ばれました。

「攻めのIT経営銘柄」は、経済産業省と東京証券取引所の共同の取り組みで、中長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業を紹介するとともに、企業による「攻めのIT経営」の取組みを促進することを目指しています。今回は第2回目で、東証上場企業の中からコニカミノルタを含む26社が選定されました。

「攻めのIT経営銘柄2016」

コニカミノルタは、デジタルイノベーションを先取りすることで、顧客や社会が抱えるさまざまな課題を解決する新たな製品やソリューションの実現に挑み、業容転換による成長戦略を進めています。


(2016年6月9日に行われた発表会の様子)

コニカミノルタのIT経営

コニカミノルタは、中期事業戦略において、「課題解決型デジタルカンパニー」へのトランスフォーメーションを目指し、データを活用した付加価値型サービスソリューションを顧客に提供するために、自社実践として最新のICTを積極的に活用しています。そのため、ICTを守りの投資としてだけではなく、事業を成長させる攻めの投資として位置づけています。

企業活動がグローバルに展開している中、真の顧客価値を訴求した製品・サービスを提供するために、ICT、IoTを活用して世界中の様々なモノやヒトや拠点の情報を繋げ、共有・集約することで、ビッグデータ解析やAIを活用して意味づけすることが必要です。
コニカミノルタは、これらを実現するための技術検証と基盤構築の取り組みを加速させています。
具体的な取り組みは下記の通りです。

人・場所・国・変動に依存しない『デジタルマニュファクチュアリング』

「デジタルマニュファクチュアリング」のコンセプトに基づく最新鋭工場を、マレーシアに設立し、2015年4月に本格稼働を開始しました。この拠点では、高度な技術を駆使して高品質で効率的なモノづくりを追求するとともに、ICTの活用によって、情報ノウハウの共有や業務フローの改革、生産管理の高度化・効率化の実現に取り組んでいます。これを世界中に展開することによって、国や場所、オペレーターのスキル、為替変動などに影響されにくいグローバル生産体制を構築することができます。
人とロボットといった「アナログとデジタルの融合したプロセス」による工場内の革新に加え、IoTを活用して顧客・サプライヤー企業・開発部門などとグローバルに繋がる生産システムを構築し、工数や在庫において究極に無駄のない生産体制や、マスカスタマイゼーションに対応した生産体制の実現に向けて取り組んでいます。
さらに、自社で蓄積した「デジタルマニュファクチュアリング」の技術やノウハウを活用して、将来は顧客企業向けのソリューション事業として提供していく計画です。


デジタルマニュファクチュアリングを導入したマレーシア拠点

世界中で均質なサポートを提供するための『グローバルサポートセンター』

複合機(MFP)とITサービスとのハイブリッド型サービスビジネスのアフターサポート強化のために、グローバルサポートセンターを設置しました。これにより、コアとなるサービスメニューの共通化やサポートプロセスの標準化などを世界で業務連携し、顧客に対しグローバルレベルでの集中管理と均質なサポートの提供が可能となりました。

攻めのIT経営銘柄について

現在、ビッグデータや人工知能なとのITの急速な進展により、既存の産業構造やビジネスモデルがかつてないスピードで変革する時代を迎えています。このような大転換期において、我が国企業が激しい国際競争を勝ち抜いていくためには、従来の社内業務の効率化・利便性の向上を目的としたIT投資にとどまることなく、中長期的な企業価値の向上や競争力の強化に結びつく戦略的なIT投資が重要となります。
こうした背景に基づき、経済産業省と東京証券取引所が共同で、IT活用に戦略的に取り組む企業を「攻めのIT経営銘柄」として選定・公表するものです。

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