ニュースリリース
コニカミノルタ、世界最大の国際印刷・クロスメディアソリューション展
「drupa 2016」に過去最大規模で出展
~商業・産業印刷事業領域で製品を強化~
2016年5月10日
コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、5月31日(火)~6月10日(金)まで、ドイツ デュッセルドルフで開催される、世界最大の印刷・クロスメディアソリューション展「drupa(ドルッパ) 2016」に、コニカミノルタとしてこれまでで最大規模となる2,400m2で出展します。
出展の背景
コニカミノルタは、早くから商業印刷の重要性に着目し、トナー方式ではデジタル印刷のリーディングカンパニーとして、デジタル印刷市場の拡大と牽引を図ってまいりました。今後は、さらに商業印刷市場向け商品・サービスを拡大強化し、トナー方式とインクジェット方式の二本立てで、一般商業印刷からラベル・パッケージ印刷まで、印刷会社のデジタル印刷導入をより強力にサポートしてまいります。
コニカミノルタは、世界中の印刷業界から注目を集める展示会「drupa2016」において、「We enable your business and your customer's business」(お客様のビジネスを実現する信頼できるパートナーとなる)をコンセプトに、これからの商業印刷、ラベル・パッケージ印刷の新機軸を世界に向けて発信します。
新ブランド「Accurio」
コニカミノルタは、印刷会社の重要な命題に最適なソリューションを提供し、業容と収益の拡大に貢献したいと考えています。このような考えのもと、「drupa 2016」出展を契機に立ち上げる新ブランド「Accurio(アキュリオ)」は、「すべての印刷会社の信頼できるパートナーでありたい」という、コニカミノルタの強い決意と意志を、しなやかに表現しています。
出展概要
1.インクジェットデジタル印刷機 「AccurioJet KM-1」 (新製品)
商業印刷で待望されていた、枚葉*1オフセット印刷に匹敵する高画質で、幅広い印刷用紙に対応したB2インクジェットデジタル印刷機です。(2016年6月発売)
*1:枚葉印刷=一定の大きさにカットされた紙を使用する印刷のこと。これに対して輪転印刷はロール紙を使用。
2.ラベル・パッケージ印刷コーナー
妥協のない印刷画質と、デジタル印刷ならではの付加価値印刷を実現する印刷機を出展します。
- フルカラーデジタルラベル印刷機「bizhub PRESS C71cf」
MGI社製「JETvarnish」と組み合わせた付加価値の高い高品質ラベルの生産を紹介します。 - 【技術展示】紙器パッケージ向けB1インクジェットデジタル印刷機「KM-C」
3.業務効率化と安定した印刷品質をサポートするソリューション&サービス「AccurioPro」
- クラウドカラーマネジメントシステム「AccurioPro Cloud Eye」
- ワークフローインテグレーションシステム「AccurioPro Conductor」
新ブランド「Accurio」が提供する価値
近年のWebやSNSの発展に伴い、印刷会社のクライアントにおいては、よりターゲット顧客に密着したマーケティング戦略の立案と効率的な運営が重要な経営課題となっています。印刷会社もその影響を受け、より的確に、迅速にクライアントの要望に応えていく経営が求められます。
コニカミノルタは、印刷会社の重要な命題となる、シームレスで効率的なワークフローと高い生産性の確保、安定した品質の担保、クライアントのマーケティング活動の幅を広げる新たな付加価値提案に対し、最適なソリューションを提供し、印刷会社の業容と収益の拡大に貢献したいと考えています。
「Accurio」にこめられた3つの意味:Advanced(先進)、Automated(自動)、Accurate(正確)
出展の具体的内容
「We enable your business and your customer's business」(お客様のビジネスを実現する信頼できるパートナーとなる)をコンセプトとし、コニカミノルタの最新製品・ソリューションによる印刷業務の革新、事業拡大の可能性を提案します。
実際のビジネスシーンをイメージして頂くため、ブース内の各コーナーでは、印刷会社がクライアントのマーケティングキャンペーンを包括的に受注したという想定で、実運用事例を展示します。
1.インクジェットデジタル印刷機 「AccurioJet KM-1」 (新製品)
2016年6月発売の新製品「AccurioJet KM-1 (アキュリオジェット ケーエムワン)」を出品いたします。「AccurioJet KM-1」は、従来の枚葉オフセット印刷に匹敵する高画質を実現し、アート紙、コート紙、上質紙のみならず、エンボス紙やパッケージング用厚紙など、多様な印刷用紙にそのまま印刷ができる点が大きな特長です。これにより、「AccurioJet KM-1」は一般商業印刷から小サイズパッケージまで、幅広い印刷用途に対応します。今回は、MGI社製「JETvarnish」と組み合わせた高付加価値印刷物の作成プロセスを紹介します。
「AccurioJet KM-1」は、コニカミノルタが保有するインクジェットヘッド技術・インク設計技術と、トナー方式デジタル印刷機で培った高い画像処理技術を駆使した、B2インクジェットデジタル印刷機です。最大用紙サイズは、USレターサイズ6面付けや書籍カバーなどで効率的な面付けを可能とする585x750mmで、両面印刷が可能です。独自のシングルパスインクジェット技術*2 とHSUV(High Speed UV)インク技術により、高速印刷を実現しました。
*2:印刷幅にヘッドを並べたラインヘッドで、シングルパス(1回の紙搬送)で描画印刷する技術。家庭用プリンターのように、1つのヘッドを往復させて描画する方式に比べ、高速印刷が可能。
2.ラベル・パッケージ印刷コーナー
ラベル・パッケージは、買い手に企業やブランドのパーソナリティーを伝え、より積極的に商品を選択してもらうための重要なアイテムです。これらを安定した印刷品質と短納期、さらにデジタル印刷ならではの付加価値を付与して提供できれば、マーケティングの幅は大きく広がります。ラベル・パッケージ印刷コーナーは、これらのニーズに的確な答えを提案するコーナーです。
本格的なフルカラーラベルを高速印刷できるデジタルラベル印刷機「bizhub PRESS C71cf」と、箔押しやニスコーティングに長い経験と知見を有するMGI社の「JETvarnish」を組み合わせ、ショートラン、短納期に対応した高付加価値で高品質なラベルの生産を紹介します。
さらに、「AccurioJet KM-1」で構築したインクジェットデジタル印刷技術の次の展開として、紙器パッケージ向けB1インクジェットデジタル印刷機「KM-C」を技術展示します。「KM-C」の最大用紙サイズは760x1,060mmで、0.3-1.2mmまでの幅広い用紙厚に対応しているため、各種化粧箱、薄段ボールへの高画質印刷を可能にします。
3.業務効率化と安定した印刷品質をサポートするソリューション&サービス「AccurioPro」
「AccurioPro」は、印刷現場の自動化の促進による業務効率の改善、納期短縮、品質管理といった様々な課題を解決するために、コニカミノルタが提供するデジタルソリューション&サービス群のブランド名です。今回は、複数拠点にまたがる印刷出力をクラウド上で一元管理する「AccurioPro Cloud Eye」と、複数の印刷機のオペレーションを効率的に運用する「AccurioPro Conductor」の2つの連携ソフトウェアを紹介します。
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