ニュースリリース

世界最大の米国市場で医療ITソリューション提供力を強化
Viztek社の買収について

2015年10月2日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、ヘルスケア事業の米国販売子会社Konica Minolta Medical Imaging U.S.A., Inc. (以下MHUS)を通じて、米国のヘルスケアイメージングソリューションプロバイダー Viztek LLC(本社:ノースカロライナ州ガーナー、以下Viztek社)を買収いたしました。

狙い

Viztek社は、ヘルスケアに係る製品とITソリューションを提供するプロバイダーです。独自の医療画像診断用のハードウェア、ソフトウェア及び、医療ITソリューションサービスをワンストップで顧客に提供し、強力な販売網を通じて、整形外科やかかりつけ医を含めたプライマリーケアを始めとする全米の病院やクリニックに深く入り込んでいます。
今回の買収を通じて、コニカミノルタは世界最大の市場である米国で、成長が見込まれるプライマリーケア市場において、Viztek社とのシナジーを活用し、デジタルX線画像診断(DR*・一体型X線装置)、侵襲性の低い超音波診断及び、PACS(医療用画像保管・転送システム)を中心とする医療ITソリューションサービスとして診療価値を提供してまいります。

*デジタルラジオグラフィー

背景

コニカミノルタはDR、超音波画像診断装置、及びPACSやワークフロー等の医療ITを3本柱として、医療用画像情報を中心に、医療のデジタル化・ネットワーク化を支援するヘルスケア事業をグローバルに展開しています。
米国では、医療保険制度改革(オバマケア)による医療の効率化の取り組みが加速しています。具体的には初期診療であるプライマリーケア市場の拡大や、病院同士の統合再編、さらにはクリニックレベルでもグループ化の動きが加速しており、診療機関相互での診断画像情報や診療情報の共有化のニーズが高まっています。今後はプライマリーケア市場でも、一層の診療の質向上と効率化を目的として画像診断機器とITソリューションを組み合わせたシステムの採用がますます拡大すると見込まれています。
コニカミノルタは画像診断領域におけるハードウェア、ソフトウェアとITソリューションを組み合わせて顧客のニーズに的確に素早く対応していくため、今回の買収を行いました。

買収会社の概要

社名 Viztek LLC、20/20 Imaging LLC及び両社の持ち株会社20/20 Healthcare LLC
設立年 1999年
本社所在地 米国ノースカロライナ州ガーナー (Garner, NC)
従業員数 約120名(2015年7月時点)
事業内容 病院や診療所に向けた画像診断機器とHC-ITソフトウェアの提供
売上高 約60億円(2014年度)

買収のスキーム

今回の買収により、Viztek LLCと20/20 Imaging LLC及び、両社の持ち株会社20/20 Healthcare LLCをMHUSの子会社として買収しました。本件に関わる手続きは、2015年10月1日に完了しています。

今後もお客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、コニカミノルタは、グローバルに医療分野での多様なニーズにお応えするソリューションの提供を加速し、新たな価値創造に努めてまいります。

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