ニュースリリース

日野市、日野市立病院と災害時協力協定を締結
~東京サイト日野「救いの泉」から水供給など、地域の災害対応を支援~

2015年2月26日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、本日、東京都日野市(市長:大坪 冬彦)及び日野市立病院(病院長:井上 宗信)と、災害時協力協定を締結しました。

この協定のもと、地震などの災害時にコニカミノルタは以下の協力を行います。

  1. 日野市立病院に対する、東京サイト日野「救いの泉」の井戸水の提供
  2. 近隣住民に対する飲料水、生活用水の提供
  3. 日野市または日野市立病院に対して、避難場所として敷地内のグラウンドと体育館の提供

背景

コニカミノルタの「防災中期計画」では、グループにおける労働災害の発生防止、自然災害時の従業員の安全確保や事業継続化計画(BCP)の枠を超え、地域社会の災害対応へコニカミノルタのリソースを活用して貢献するよう活動領域を拡大しています。

災害時に医療施設が直面する課題のひとつは、水の確保です。日野市の中核病院として、また災害拠点病院として機能する日野市立病院では、災害時に大量の透析水及び治療水が必要です。近接する東京サイト日野の地の利と構内の深井戸の設備を活かし、病院への水供給をはじめとする地域連携の可能性について昨年から日野市、日野市立病院と検討を進めてきました。

協定について

このたびの協定締結は、災害時における自治体や地域の医療活動の一層の充実に向けて、相互の連携を強化することを目的としています。

具体的な取り組みの第一弾として、「救いの泉」から日野市立病院への水供給体制が完成し、本日、東京サイト日野において、大坪市長、井上病院長ご列席のもと、給水セレモニーを実施しました。

「救いの泉」について

東京サイト日野は、地下約150mの深度に到達する井戸を13本保有し、汲み上げた地下水を主に生活用水(飲料水、手洗いなど)として利用しています。当地は、多摩川と浅川に挟まれ、富士山系の豊かで清浄な深層地下水資源に恵まれた立地条件にあります。

東京サイト日野では、「救いの泉」として、1本の井戸について停電下でも揚水井戸やろ過・殺菌装置を稼働できるよう構内の自家発電装置を増強し、稼働体制を構築しました。「救いの泉」から日野市立病院への水運搬は、日野市が担当します。

所在地 コニカミノルタ東京サイト日野
供給可能量 飲料水   約700トン/日*
生活用水 約3,000トン/日

* 24時間連続稼働した場合


「救いの泉」給水施設

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